我那覇村(読み)がなふあむら

日本歴史地名大系 「我那覇村」の解説

我那覇村
がなふあむら

[現在地名]豊見城我那覇がなは

東は宜保じーぶ村、西は名嘉地なかち村。ガナファ村とよぶ。名嘉地村と併称してガナー・ナカチという。「おもろさうし」巻二〇の三五に「一 かなは とよみ みち(我那覇の有名な馬)/わしけ くまたか のやり(鷲毛熊鷹〔馬〕に乗って)/ふさよわれ(栄えませ)/又 うらさきに とよみ〔みちや〕(浦崎に鳴響む馬)」とみえる。「うらさき」は岬を意味する普通名詞

慶長一八年(一六一三)一二月一五日に首里王府から摩文仁(親方安恒)に宛行われた知行目録(南島風土記)には豊見城とうみぐすく間切我那覇村とみえる。絵図郷村帳・琉球国高究帳および「琉球国由来記」でも同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android