精選版 日本国語大辞典 「懸離」の意味・読み・例文・類語
かけ‐はな・れる【懸離】
〘自ラ下一〙 かけはな・る 〘自ラ下二〙
① 遠く隔たって離れる。はるかに遠くなる。隔絶する。
※小町集(9C後か)「みくさみの わが身にかけて かけはなれ いつか恋しき 雲のうへの 人にあひみて」
② 関係が、ごく薄くなる。疎遠になる。親しみが薄らいでいく。
※蜻蛉(974頃)下「ちぎりおきしうづきはいかにほととぎすわがみのうきにかけはなれつつ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報