懐中笠(読み)かいちゅうがさ

精選版 日本国語大辞典 「懐中笠」の意味・読み・例文・類語

かいちゅう‐がさ クヮイチュウ‥【懐中笠】

〘名〙 和紙に渋をぬり檜扇(ひおうぎ)型にたたみこんでふところや袖にしまえるように作った笠。天地に紐を通して、かぶるときには下をひろげて用いる。
随筆・我衣(1825)「懐中がさ、畳みて袖へ入る。俄雨の時用ふ。享保比出る」

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