愛・真(読み)まな

精選版 日本国語大辞典 「愛・真」の意味・読み・例文・類語

ま‐な【愛・真】

[1] 〘接頭〙
① (真) 名詞の上に付いて、ほめたたえる気持を添える。「まな井」「まな鹿」など。
② (愛) 人を表わす名詞の上に付いて、非常にかわいがっている、めでいつくしんでいるの意を表わす。「まな児」「まな娘」「まな弟子(でし)」など。
[2] 〘名〙 ((一)が独立して用いられたもの) ひじょうにかわいい子。愛すべきもの。
万葉(8C後)一四・三四六二「あしひきの山沢人の人多(さは)に麻奈(マナ)といふ児があやに愛(かな)しさ」

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