愁吟(読み)シュウギン

デジタル大辞泉 「愁吟」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐ぎん〔シウ‐〕【愁吟】

悩み嘆くこと。呻吟しんぎん
氏人うぢひとの―をせしめんとす」〈太平記・一五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「愁吟」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐ぎん シウ‥【愁吟】

〘名〙 思いなやんでうめくこと。また、憂い悲しんで歌を詠むこと。
東寺百合文書‐り・保安三年(1122)三月一一日・伊勢大国庄専当菅原武道解案「愁吟之難堪、何事如之哉」 〔杜牧‐寄東塔僧詩〕

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普及版 字通 「愁吟」の読み・字形・画数・意味

【愁吟】しゆう(しう)ぎん

愁いをおびてうたう。唐・能〔西県の作〕詩 此(ここ)より漸く知る、光景の異なるを 錦、首(かうべ)を廻(めぐ)らせば、盡(ことごと)く愁吟

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