惰弱・懦弱・堕弱(読み)だじゃく

精選版 日本国語大辞典 「惰弱・懦弱・堕弱」の意味・読み・例文・類語

だ‐じゃく【惰弱・懦弱・堕弱】

〘名〙 (形動)
気力が弱く進取気性のないこと。いくじがないこと。なまけて弱いこと。また、そのさま。
権記‐補遺・寛仁元年(1017)八月七日「蒙恩遷任権大夫云々、甚懦弱事也」
読本唐錦(1780)一「大和守惰弱(ダジャク)にして武備に怠りけるを嘆き」 〔漢書‐息夫躬伝〕
勢力の弱いこと。体力の弱いこと。また、そのさま。
※古活字本毛詩抄(17C前)一六「茀々然とうで力つようて、ちともた弱にはないぞ」 〔春秋左伝‐昭公二〇年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android