悲惨・悲酸(読み)ひさん

精選版 日本国語大辞典 「悲惨・悲酸」の意味・読み・例文・類語

ひ‐さん【悲惨・悲酸】

〘名〙 (形動) かなしくいたましいこと。かなしみいたむこと。また、そのさま。無惨。
源平盛衰記(14C前)二五「文を引いて云はく、生女勿悲酸(ヒサン)、生男勿喜歓
文学者となる法(1894)〈内田魯庵〉二「サウェージが生涯は非酸(ヒサン)中の非酸(ヒサン)にして之を借財歴史といふも可なるほどに憐れなれど」 〔魏明帝‐長歌行

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