精選版 日本国語大辞典 「文学者」の意味・読み・例文・類語
ぶんがく‐しゃ【文学者】
〘名〙
① 学芸・学問に知識、能力を認められて仕える人。学芸・学問の顧問・相談役となる人。
※集義和書(1676頃)一〇「公家には筋なくてはかなふまじければ、文学者か右筆か、又は武家にても、武芸のいらざる奉公もあれば、其中を撰ぶか」
② 漢学・国学の研究者。また、一般に文学の研究者。学者。
※随筆・文会雑記(1782)附録「点発の事、文学者第一の要務なれども」
③ 文学作品を創作する人。特に、作家。小説家。
※文学者となる法(1894)〈内田魯庵〉緒言「小説家即ち今の所謂文学者(ブンガクシャ)のチヤホヤせらるるは」
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