悉皆調査(読み)しっかいちょうさ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「悉皆調査」の意味・わかりやすい解説

悉皆調査
しっかいちょうさ

調査探究しようとする事象全体にわたって漏れなく,また重複することなく調査する方法であり,全数調査法,完全列挙法とも呼ばれる大量観察法である。この方法の最も代表的なものは国勢調査である。この調査法は,統計的手段による大量観察であるから,量的に把握できるものに限定される。また常に統計調査機関の発達を前提条件にしており,多大の費用労力を費やして初めて可能であり,その条件が伴わない場合や対象のもつ性質,調査項目数によっては不可能な場合が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「悉皆調査」の意味・わかりやすい解説

悉皆調査
しっかいちょうさ

全数調査

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android