恩名村新田(読み)おんなむらしんでん

日本歴史地名大系 「恩名村新田」の解説

恩名村新田
おんなむらしんでん

[現在地名]三和町間中橋まなかばし

長左衛門ちようざえもん新田の南西に所在。長左衛門新田、西の水口村みのくちむら新田とともに三新田とよばれる。「飯湖新発記」によれば享保期(一七一六―三六)の開発による恩名村持添新田で天領。中心部の小字は篠原しのはらで、村域中央の畑中の墓地には元治元年(一八六四)没の篠原善左衛門碑があり、享保期の開拓者の子孫であろう。天明(一七八一―八九)の災害以来、寛政期(一七八九―一八〇一)から北陸より門徒農民の入植をはかった(恩名山川家文書)

天保九年(一八三八)の猿島郡結城郡岡田郡五十二ケ村農間渡世書上帳(秋葉光夫文書)によれば村高四九二・〇〇四石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android