恋悲(読み)こいかなしぶ

精選版 日本国語大辞典 「恋悲」の意味・読み・例文・類語

こい‐かなし・ぶ こひ‥【恋悲】

〘自バ四〙 恋い慕って、切ない気持になる。なつかしく悲しく思う。こいかなしむ。
※観智院本三宝絵(984)下「涅槃(ねはん)の時に衆生のともがらは如来をこひかなしび奉りて」
源氏(1001‐14頃)夢浮橋「母なる人なん、いみじくこひかなしぶなるを」

こい‐かなし・む こひ‥【恋悲】

※源氏(1001‐14頃)手習「ただ我が恋かなしむむすめのかへりおはしたるなめりとて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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