思解(読み)おもいとく

精選版 日本国語大辞典 「思解」の意味・読み・例文・類語

おもい‐と・く おもひ‥【思解】

〘他カ四〙 いろいろと考えて、わからないこと、わりきれない気持などをはっきりさせる。心に会得する。おもいほどく。また、事情を理解して大目にみる。わりきる。
※枕(10C終)二七〇「思ひはなつまじきあたりは、いとほしなど思ひとけば、念じていはぬをや」

おもい‐ほど・く おもひ‥【思解】

〘他カ四〙 =おもいとく(思解)
※続古今(1265)釈教・七五六「うしとても思ひほどけば夢の世をいとふは人のさめぬなりけり〈藤原教家〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android