思壺(読み)おもうつぼ

精選版 日本国語大辞典 「思壺」の意味・読み・例文・類語

おもう【思】 壺(つぼ)

(「壺」はばくちさいころを入れて振るもの。多く「あたる」「はまる」などという動詞を伴う) 予期した状態目的としたところ。思う図。また、期待したとおりになること。思う笑壺。思うた壺。
浄瑠璃津国女夫池(1721)二「某(それがし)がおもふつぼにあたるところ」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「向ふの思ふ坪に陥(はま)って玩弄される計りだし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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