思どち(読み)おもうどち

精選版 日本国語大辞典 「思どち」の意味・読み・例文・類語

おもう【思】 どち

(「どち」は同士仲間の意) 仲のよい友だちどうし。気の合った仲間。
万葉(8C後)五・八二〇「梅の花今盛りなり意母布度知(オモフドチ)挿頭(かざし)にしてな今盛りなり」

おもい‐どち おもひ‥【思どち】

〘名〙 (「どち」は接尾語) 互いに思い合ったどうし。おもうどち。
源氏(1001‐14頃)桐壺「うへも限りなき御おもひどちにて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android