デジタル大辞泉
「忽諸」の意味・読み・例文・類語
こっ‐しょ【×忽諸】
《たちまちに滅び尽きる意》軽んじること。ないがしろにすること。
「次に夜の事誠の御使いと存じ侍れば、いかでか忝くも宣旨を―し奉るべき」〈盛衰記・一三〉
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こっ‐しょ【忽諸】
〘名〙
① たちまちに消滅すること。たちまち尽きること。
② 上
(かみ)の
命令などをないがしろにすること。おろそかにすること。なおざりにすること。軽んずること。
※本朝文粋(1060頃)一三・勧学会所欲建立堂舎状〈
慶滋保胤〉「請各勤
レ之。勿
二以忽諸
一」
※
源平盛衰記(14C前)一三「誠の
御使と存じ侍れば、争でか忝くも宣旨を忽緒
(コッショ)し奉るべき」 〔千百年眼‐九〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「忽諸」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報