忍隠(読み)しのびかくれる

精選版 日本国語大辞典 「忍隠」の意味・読み・例文・類語

しのび‐かく・れる【忍隠】

〘自ラ下一〙 しのびかく・る 〘自ラ下二〙 他人に知られないように、こっそりとかくれる。人目を避けてひそかにかくれる。しのびかくろう。
※苔の衣(1271頃)四「かくいたくゆるしなげなるほど、かしこにしばし忍びかくればやとなん思ふ」

しのび‐かくろ・う ‥かくろふ【忍隠】

〘自ハ下二〙 =しのびかくれる(忍隠)
源氏(1001‐14頃)真木柱かくしのびかくろへ給ふ御ふるまひも、ならひ給はぬ心地に苦しければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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