忍足佐内(読み)おしたり さない

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「忍足佐内」の解説

忍足佐内 おしたり-さない

1730-1771 江戸時代中期の名主
享保(きょうほう)15年生まれ。明和7年安房(あわ)(千葉県)勝山藩領内4ヵ村の代表が,大旱魃(かんばつ)による年貢減免をねがいでた。陣屋奉行稲葉重左衛門は1村だけに減免をみとめたため,佐内ら3ヵ村代表は江戸藩邸門訴。処分保留のまま帰村したが明和8年稲葉の独断で処刑された。42歳。通称善兵衛

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例