心海寺(読み)しんかいじ

日本歴史地名大系 「心海寺」の解説

心海寺
しんかいじ

[現在地名]品川区南品川二丁目

海徳かいとく寺の南にあり、隣接して願行がんぎよう寺がある。普海山と号し、本尊阿弥陀如来。真宗大谷派。正保四年(一六四七)峯山(本多九八郎忠峰)開基と伝える(風土記稿)。本多忠峰は永禄九年(一五六六)徳川家康に仕え、三河国佐々木ささき(現愛知県岡崎市)を領し、天正一五年(一五八七)に泉州さかい(現大阪府堺市)を領した。同一八年小田原合戦で手傷を負い、仏門に帰依し峯山と称し、品川の海岸の草庵に移り住み、当寺を開いたと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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