精選版 日本国語大辞典 「心憂」の意味・読み・例文・類語
こころ‐う・い【心憂】
〘形口〙 こころう・し 〘形ク〙
① 情ない。つらい。心苦しい。
※大和(947‐957頃)一〇三「そのあしたに文もおこせず、夜まで音もせず。心うしとおもひあかして」
② いとわしい。面白くない。遺憾である。
※平中(965頃)二八「誰ぞ。心うく、これを言はざりけること」
こころう‐が・る
〘自ラ四〙
こころう‐げ
〘形動〙
こころう‐さ
〘名〙
こころ‐う【心憂】
※宇津保(970‐999頃)国譲下「あな心うや。さも知らずかし」
※宇津保(970‐999頃)祭の使「あな、心うのことや」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報