石清水(読み)イワシミズ

デジタル大辞泉 「石清水」の意味・読み・例文・類語

いわしみず〔いはしみづ〕【石清水】

石清水八幡宮」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「石清水」の解説

石清水
いわしみず

石清水八幡宮本殿の東門より下った山腹から湧き出している清水で、男山が霊域とされた根元で、現在摂社石清水社があり、泉殿が建てられている。石清水八幡宮の称もこれによる。「宮寺旧記」は「大安寺和尚住坊之辺、有石井、当宮石清水ノ根本也」と記す。「男山考古録」によれば、清水は流れて中流はささやきの橋、下流駒返こまがえし橋が架かり、参道下を流れて山下平谷びようだにから放生ほうじよう川に入るという。

「栄花物語」巻三八(松のしづえ)は、延久五年(一〇七三)二月、後三条院が摂津天王てんのう寺参詣の途次石清水八幡宮に詣で、「一品宮、上の社に上らせ給べき由申させ給へば、舞人具して上らせ給。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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