心安む(読み)こころやすむ

精選版 日本国語大辞典 「心安む」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 安(やす)

[一] (「安む」が自動詞四段活用の場合) 心が安まる。気持が慰められる。
書紀(720)仁徳三八年七月(前田本訓)「朕、比(このころ)懐抱(ものおも)ひつつ有るに、鹿の声を聞きて慰(ココロヤスム)之」
[二] (「安む」が他動詞下二段活用の場合) 心を安める。気持を落ち着かせる。
万葉(8C後)一二・二九〇八「常かくし恋ふれば苦し暫(しまし)くも心安目(こころやすめ)む事はかりせよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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