心に通う(読み)こころにかよう

精選版 日本国語大辞典 「心に通う」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 に 通(かよ)

① 心に似ている。心に相通じる。
大和(947‐957頃)一五三「折る人の心にかよふ藤袴むべ色ふかくにほひたりけり」
② 外から心にやってくる。心に思い浮かぶ。
※続後拾遺(1326)雑下・一一五八「いにしへはおなじ月日をへだてにて心にかよふ世々の面影〈藤原秀賢〉」
③ 心にしみ入って感興をもよおす。
桂園一枝(1830‐50)雑上「世中にあはぬ調べはさもあらばあれ心にかよふ峯のまつかぜ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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