デジタル大辞泉
「徹底」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
てっ‐てい【徹底】
〘名〙
① 底まで貫き通ること。内部に深く浸透すること。
※類聚句題抄(11C中)瀑水含秋気〈源為憲〉「凄凉徹底松嵐暁。凜烈盈科蘿月晴」
※科学者と芸術家(1916)〈
寺田寅彦〉「其事実の
奥底に徹底する迄此れを突き止めようとすると」 〔北史‐宋世良〕
② 物のすみずみまでゆきとどくこと。残るところなくゆきわたること。態度や行動などが、中途半端でなく一貫していること。
※
ロザリオの経(1623)「コノ タットキ Rosario ノ シンガウヲ ヒトビトノ シンヂュウニ tettei
(テッテイ)サセタマワン タメニ」
※肖像画について(1955)〈
加藤周一〉「フランドルの肖像画家は、
写実に徹底して、生々しい感覚を甦えらせるが」
③ 悟りきること。真の悟りを得ること。「大悟徹底」
※正法眼蔵(1231‐53)
坐禅箴「坐禅の
功徳、かの魚行のごとし、千程万程、たれか卜度せん。徹底の
行程は、
挙体の不行鳥道なり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「徹底」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報