御盛(読み)おさかん

精選版 日本国語大辞典 「御盛」の意味・読み・例文・類語

お‐さかん【御盛】

〘形動〙 (「お」は接頭語)
① 健康、商売行動などが活動的であるさまをいう尊敬語
※隣語大方(18C後)一「数年ぶりにケ様に御目にかかりますれとも御様子はすこしもかわらしゃれませず 御盛に御見へ被成まして」
男女の交情のさかんなさま、色事に熱心なさまをひやかし気味にいう。
洒落本・廓節要(1799)「烏磧さん、よくお出なんしたネ、此ほどは、ときにどふでごぜへす、いつも御さかんな事ネ」

ご‐さかん【御盛】

〘形動〙 (「ご」は接頭語) 仕事商いなどが活動的なさま。また、男女の交情が繁く旺盛なさま。おさかん。
※洒落本・面美多勤身(1790‐91頃)「御(ゴ)さかんの女郎衆はおいらが口へははいらぬはづだ」

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