御津神社(読み)みとじんじや

日本歴史地名大系 「御津神社」の解説

御津神社
みとじんじや

[現在地名]御津町広石 祓田

祭神大国主命。旧県社。「延喜式」神名帳宝飯郡六座のうちに「御津ミツ神社」とある。三河国内神名帳に「正三位 御津大明神 坐宝飯郡」とある社。「文徳実録」仁寿元年(八五一)一〇月七日条には、御津神が従五位下の神階を受けている。もと御津山に鎮座したと伝える。天保一二年(一八四一)羽田野敬雄の「参河国官社考集説」に、

<資料は省略されています>

とあり、併せて境内社磯宮いそみや神社・船津ふなつ社の故事を伝える。磯宮神社は三河国内神名帳に「小初位神七所(中略)礒宮神 坐宝飯郡」とある。社蔵の応永二二年(一四一五)・永享一一年(一四三九)棟札から三河国守護一色義範により造営が行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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