御所浦町(読み)ごしようらまち

日本歴史地名大系 「御所浦町」の解説

御所浦町
ごしようらまち

面積:二一・五九平方キロ

かみ島の南端、八代海に浮ぶ御所浦島まき島・横浦よこうら島などの有人島を主軸に大小一八の島嶼群からなる。地形は急峻な丘陵性に富み、その脚部が複雑な海岸線に迫っている。雲仙天草国立公園に属する景勝地で、からすヶ峠(四四二・四メートル)から指呼の間に葦北あしきた山並や鹿児島県出水いずみ獅子しし島・なが島などを望む。御所浦の地名は多くの浦々を意味する「五所浦」に由来するものと思われ、伊能忠敬の「測量日記」に「五ケ所浦」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報