御子神村(読み)みこがみむら

日本歴史地名大系 「御子神村」の解説

御子神村
みこがみむら

[現在地名]丸山町宮下元御子神みやしたもとみこがみ

宮下村の北、丸山川右岸に位置する。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録に村名がみえ、高七八石余、うち田方は三五石余。里見氏給人領。同一一年・同一五年の里見家分限帳でも同高、御隠居様知行分。元和四年(一六一八)検地が行われ(「検地帳」御子神区有文書)、同六年東条藩西郷氏に与えられた(東条藩領知目録)正保郷帳では田高四一石余・畑高三七石余。元禄五年(一六九二)西郷氏の移封により上知されて幕府領。のち(文化九年か)館山藩領となり、幕末に至る(天保村高帳・旧高旧領取調帳など)。この間、村高に変動はない。文久年間(一八六一―六四)の取米は六石五斗余、取永は三貫三〇〇文余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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