御器蔓・合器蔓(読み)ごきづる

精選版 日本国語大辞典 「御器蔓・合器蔓」の意味・読み・例文・類語

ごき‐づる【御器蔓・合器蔓】

〘名〙 ウリ科のつる性一年草。本州、四国、九州のあぜ道や水辺に生える。茎は巻ひげによって他物にからんでのび、長さ二メートルぐらいになる。葉は互生し長柄をもち、長さ五~一〇センチメートルの細長い三角形で縁にはまばらに歯牙(しが)がある。雌雄同株。秋、葉腋(ようえき)に先が深く五裂した黄緑色の小花を多数開く。雌花雄花の基部に単生する。花後、長楕円形で緑色の果実下垂、熟すと下半分の果皮がとれ二個の黒色種子が落ちる。漢名、合子草。よめのわん。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android