御免成る(読み)ごめんなる

精選版 日本国語大辞典 「御免成る」の意味・読み・例文・類語

ごめん【御免】 成(な)

① お許しになる。
浄瑠璃・頼光跡目論(1661‐73頃)三「御めんなるぞ、馬上ながら告(の)り給へ」
② (「御免なれ」「御免なりましょう」などの形で用いる) 人に許しを請う時のことば
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)七「上座に引て、誤まって候。御免(ごメン)なれと云たぞ」
歌舞伎幼稚子敵討(1753)六「左次馬様でござりまするか。御免成ませう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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