御互こ(読み)おたがいっこ

精選版 日本国語大辞典 「御互こ」の意味・読み・例文・類語

おたがいっ‐こ おたがひ‥【御互こ】

滑稽本浮世風呂(1809‐13)三「差引て見りゃアお互(タゲヘ)ッこだから損も徳もねへはなしだ」

おたがい‐こ おたがひ‥【御互こ】

〘名〙 (「こ」は接尾語) 両方が同じような状態に置かれること。また、同じようなことをし合うこと。おたがいっこ。
※隣の嫁(1908)〈伊藤左千夫〉二「二軒一所にお互いこの稲刈をしたのだが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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