御乳母日傘(読み)おんばひからかさ

精選版 日本国語大辞典 「御乳母日傘」の意味・読み・例文・類語

おんば‐ひからかさ【御乳母日傘】

〘名〙 幼児を大切にして、乳母(うば)をつけ、外出にも日傘をさしかけること。転じて一般に、幼児が大切に育てられることにいう。おうばひからかさ。おんばひがさ。
洒落本通言総籬(1787)一「乳母日傘(オンバヒカラカサ)にて長(ひととなり)金銀細螺(きさご)はじきに」

おんば‐ひがさ【御乳母日傘】

※歌舞伎・三人吉三廓初買(1860)三幕「お乳日傘(ンバヒガサ)でそやされた、お坊育ちのわんぱくが異名になった此吉三」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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