御上家(読み)オカミケ

デジタル大辞泉 「御上家」の意味・読み・例文・類語

おかみ‐け【御上家】

[名]公家くげ貴族
「わが恋はただ―の女中」〈浮・一代男・四〉
[形動ナリ]いかにも貴族らしいさま。上品であるさま。
「勤め姿去って、―なる御所風あり」〈浮・諸艶大鑑・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御上家」の意味・読み・例文・類語

おかみ‐け【御上家】

〘名〙
① 貴族、または、貴族の家柄公家(くげ)
浮世草子好色一代男(1682)四「唯御上家の女中と浪屋(なみや)が腰懸にしばらく居て」
② (形動) 貴族的なさま。公家風な感じであるさま。上品なさま。
※浮世草子・好色二代男(1684)一「古今(ここん)まれなる女、つとめ姿さって、おかみけなる御所風(ごしょふう)あり」

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