彦徳甲塚古墳(読み)けんどくかぶとづかこふん

日本歴史地名大系 「彦徳甲塚古墳」の解説

彦徳甲塚古墳
けんどくかぶとづかこふん

[現在地名]豊津町彦徳

豊津台地北西部にある古墳時代後期の円墳北東約五〇〇メートルに甲塚方墳がある。同方墳との間には同時期の円墳(墳丘径二〇メートル前後)六基が分布する。甲塚の地名は当古墳の外観が兜を伏せた形を連想させることに由来する。県内では珍しい二重の周溝を巡らしており、県指定史跡。墳丘は直径約二九メートル・高さ約七メートル。二重の周溝のうち内側の周溝は幅五―八メートル、深さ二メートル前後と大きく、外側の周溝は幅三―五メートル、深さ〇・七メートル前後。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android