当麻遺跡(読み)たいまいせき

日本歴史地名大系 「当麻遺跡」の解説

当麻遺跡
たいまいせき

[現在地名]相模原市当麻

相模川左岸、標高八〇―八五メートルの相模野台地、田名原たなはら面の崖線に沿ってある。縄文時代中期の集落遺跡。国鉄相模線原当麻駅の南方約六キロの地点にあり、北西約一・五キロの所に国指定史跡勝坂かつさか遺跡がある。国道バイパス工事に伴い、昭和四八―五〇年(一九七三―七五)にかけて発掘調査が行われた。中央広場を有する環状集落のほぼ中央部が検出され、県内では有数の規模の集落跡である。遺構は縄文時代中期の竪穴住居跡七六、敷石住居跡一〇、その他配石遺構・土壙多数であり、それに伴って大量の土器石器などの遺物が出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android