強薬(読み)つよぐすり

精選版 日本国語大辞典 「強薬」の意味・読み・例文・類語

つよ‐ぐすり【強薬】

〘名〙
① 少量でも強い作用を及ぼす薬物劇薬
浮世草子傾城禁短気(1711)三「冷薬妙薬の強薬(ツヨグスリ)を飲んで急に本腹(ほんぶく)すれば」
効果を一層強めるために添加する薬剤
仮名草子・為愚痴物語(1662)三「つよぐすりよはぐすりけた薬などいひて、いろいろさまざまにあはせもちゆといへども」
③ 爆発する力の強い火薬
※落語・端物講釈(1891)〈三代目春風亭柳枝〉「二つ玉の火薬(ツヨグスリ)切って放てば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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