張掛・張懸(読み)はりかける

精選版 日本国語大辞典 「張掛・張懸」の意味・読み・例文・類語

はり‐か・ける【張掛・張懸】

〘他カ下一〙 はりか・く 〘他カ下二〙
① 張りわたす。
※幸若・信太(室町末‐近世初)「はしりとうつきいしゆみ、ここかしこのつまりつまりにはりかけさせよ」
② 心を緊張させる。気持を張り詰める。
※反故集(1671)下「浮む心と云は、一陣進出て、心を張掛(ハリカケ)て持を云なり」
異性に恋慕してつけねらう。
洒落本・鄽意気地(1802)一「ふと此おなみを見そめてはりかけ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android