弱目(読み)ヨワメ

デジタル大辞泉 「弱目」の意味・読み・例文・類語

よわ‐め【弱目】

弱ったとき。弱った状態。よわりめ。
物怪もののけなどもかかる―に所得るものなりければ」〈夕霧
よわみ。弱いところ。
「敵の―を見て打つものぞ」〈史記抄・孫呉伝〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弱目」の意味・読み・例文・類語

よわ‐め【弱目】

〘名〙
① 弱った時。からだが病気疲労で弱った状態。弱り目。
源氏(1001‐14頃)夕霧「物怪なども、かかるよはめに所うるものなりければ」
② 弱い部分。弱いところ。
※史記抄(1477)一一「敵のよわめを見て打ものぞ」
③ 比較的弱い状態。「弱めにパーマをかける」

よわり‐め【弱目】

〘名〙 弱った状態。弱った時。
※風に乗って来るコロポックル(1918)〈宮本百合子〉六「丁度、梅雨期のやうな不愉快さ、不健康さを弱り目に受けて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android