弟兄(読み)オトトイ

デジタル大辞泉 「弟兄」の意味・読み・例文・類語

おとと‐い【兄】

《「おととえ」の音変化か》兄弟、また、姉妹
祇王ぎわう祇女ぎにょとて―あり」〈平家・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「弟兄」の意味・読み・例文・類語

おとと‐い【弟兄】

〘名〙 (「おとどい」とも) 兄弟、姉妹。おととえ。
※高野本平家(13C前)一「祇王祇女とておとといあり」
泊客(1903)〈柳川春葉〉六「二人は互に真(まこと)の姉妹(オトドヒ)のやうな心に成るのであった」

てい‐けい【弟兄】

〘名〙 弟と兄。兄弟。
本朝文粋(1060頃)一・貧女吟〈紀長谷雄〉「十余年来父母亡、弟兄離散去他郷
※星巖集‐丙集(1837)京甸集・秋夕春懐寄弟「灯火一窓夫婦夢、家書千里弟兄心」 〔管子‐山至数〕

おとと‐え【弟兄】

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普及版 字通 「弟兄」の読み・字形・画数・意味

【弟兄】ていけい

兄弟。唐・白居易長恨歌〕詩 姉妹弟兄、皆土(封侯)に列す れむべし、光の門に生ずるを

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