弘長(読み)こうちょう

精選版 日本国語大辞典 「弘長」の意味・読み・例文・類語

こうちょう コウチャウ【弘長】

鎌倉時代亀山天皇の代の年号。文応二年(一二六一二月二〇日、辛酉革命により改元。弘長四年(一二六四)二月、文永と改めた。将軍宗尊親王執権北条長時の時代出典は「貞観政要封建」に「闡治定之規、以弘長世之業者、万古不易」とあるのによる。

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デジタル大辞泉 「弘長」の意味・読み・例文・類語

こうちょう〔コウチヤウ〕【弘長】

鎌倉中期、亀山天皇の時の年号。1261年2月20日~1264年2月28日。

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日本の元号がわかる事典 「弘長」の解説

こうちょう【弘長】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1261年から1264年まで、亀山(かめやま)天皇の代の元号。前元号は文応(ぶんおう)。次元号は文永(ぶんえい)。1261年(文応2)2月20日改元。1261年は天命が改まる年(王朝が交代する革命の年)とされる辛酉(しんゆう)にあたることから行われた(革年改元)。『貞観政要(じょうがんせいよう)』を出典とする命名。弘長年間の鎌倉幕府の将軍は宗尊(むねたか)親王(6代)、執権は北条長時(ながとき)(6代)。

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