弘慶子(読み)コウケイシ

デジタル大辞泉 「弘慶子」の意味・読み・例文・類語

こうけい‐し【×弘慶子】

江戸時代安永(1772~1781)のころ朝鮮人服装をして薬や菓子を売った行商人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弘慶子」の意味・読み・例文・類語

こうけい‐し【弘慶子】

〘名〙
① 安永(一七七二‐八一)の頃、朝鮮装束で薬や菓子を売り歩いた行商人。
浄瑠璃糸桜本町育(1777)一「今来る道でも、ふくりん糖や弘慶子(コウケイシ)かはった形ぢゃないかいな」
② (①が、かぶったところから) 「ばいじりがさ(螺尻笠)」の異称

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