引退選手特例登録（読み）いんたいせんしゅとくれいとうろく

知恵蔵mini

引退選手特例登録

プロ野球の公式戦において引退試合を行う選手を1日限定で、出場選手登録に追加できる制度。これにより他の選手を1軍登録から抹消する必要がなくなる。これまでは出場選手登録の上限は28人だったが、引退試合を行う選手をその試合に限り29人目として登録できる。特例が適用されて試合に出場した選手は試合翌日に自動的に登録が抹消され、クライマックスシリーズを含むリーグ公式戦終了まで出場選手登録できないが、チームが日本シリーズに進出した場合は、再度、特例の適用を受けることができる。選手の登録は1度限りで、球団が適用する人数に制限はない。2017年8月7日に開かれたプロ野球の12球団実行委員会で導入が決定され、同年8月8日から施行されている。

(2017/8/10)

出典　朝日新聞出版