弓袋・韔(読み)ゆみぶくろ

精選版 日本国語大辞典 「弓袋・韔」の意味・読み・例文・類語

ゆみ‐ぶくろ【弓袋・韔】

〘名〙 弓をしまっておく袋。弓を入れて上下を括る。その括り余りの上部の垂れるところを打垂(うちたれ)、打垂の頸のところに結びつけて垂らす色革化粧革という。ゆぶくろ。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
太閤記(1625)一三「旧功之老臣諸侯之面々も、今は干戈を箱ものにし、弓を韔にし」

ゆ‐ぶくろ【弓袋・韔】

〘名〙
※屋代本平家(13C前)一「まづ弓袋(ユフクロ)の料にとて、白布五十端送られけり」

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