度・寄(読み)より

精選版 日本国語大辞典 「度・寄」の意味・読み・例文・類語

より【度・寄】

〘接尾〙 回数を数えるのに用いる。回。たび。ど。
書紀(720)推古一六年八月(岩崎本平安中期訓)「時に使主(おむ)斐世清、親(み)つから書を持ちて両度(ふたヨリ)再拝(をか)む」
[補注]動詞「よる(寄)」の連用形からきたとも、「よりより」という副詞の例から、元来は「時」の意の名詞があったろうともいわれる。

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