府中・山内瓦窯跡(読み)ふちゆう・やまのうちがようせき

日本歴史地名大系 「府中・山内瓦窯跡」の解説

府中・山内瓦窯跡
ふちゆう・やまのうちがようせき

[現在地名]国分寺町新名、坂出市府中町 前谷

讃岐国分寺の南西およそ一キロにあり、同寺の瓦窯跡として国の史跡に指定されている。丘陵斜面を利用して構築されており、焚口や前庭部は民家の敷地になって破壊されている。しかし本体の主要な部分は保存されている。窯は山の傾斜面にトンネルを掘削し、燃焼部は平坦であるが、焼成部は五段の階段になっており、最上部は煙出しになっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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