広井原村(読み)ひろいはらむら

日本歴史地名大系 「広井原村」の解説

広井原村
ひろいはらむら

[現在地名]龍神村広井原

日高川沿いにあり、北部に年中ねんじゆう(九〇六メートル)がそびえる。北東また村、東は三又みつまた村。慶長検地高目録では村高一一七石余、小物成一・〇一八石。のち上下の二村に分れ、延宝六年(一六七八)の「日高鑑」によれば下広井原村は田畑六町一反余で村高六四石余、家数二八で内訳は本役一二・半役四・庄屋一・年寄二・無役九、人数一四〇、牛五、鉄砲二。上広井原村は田畑六町六反余で村高五七石余、家数一五で内訳は本役四、庄屋・肝煎各一、無役九、人数一二七、牛五、鉄砲四。「続風土記」では、下広井原村は村高七〇石余、家数二四、人数一二三。上広井原村は村高六八石余、家数二三、人数一〇三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android