デジタル大辞泉
「幸御魂」の意味・読み・例文・類語
さき‐みたま【▽幸▽御▽魂】
人を守り幸福を与えるという神霊。さちみたま。さきたま。
「吾は是汝が―奇魂なり」〈神代紀・上〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
さき‐みたま【幸御魂】
〘名〙 人に幸福を与える神の
霊魂。さきたま。さちみたま。
※
書紀(720)神代上「
幸魂、此れを佐枳彌多摩
(サキミタマ)と云ふ」
[
語誌]
古代では、神の霊魂に「
和魂(にきみたま)」「
荒魂(あらみたま)」「幸魂
(さきみたま)」「
奇魂(くしみたま)」の四種があると考えられていた。「和魂」と「荒魂」は相対的にとらえられ、「和魂」は「幸魂」「奇魂」の
総称と解される。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報