幸魂(読み)さきたま

精選版 日本国語大辞典 「幸魂」の意味・読み・例文・類語

さき‐たま【幸魂】

〘名〙 =さきみたま(幸御魂)〔十巻本和名抄(934頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の幸魂の言及

【荒魂】より

…ほかに荒魂をまつっている例としては,伊勢の皇大神宮(内宮)の別宮荒祭宮(あらまつりのみや)には天照大神の荒魂が,豊受大神宮(外宮)の別宮多賀宮(たがのみや)には豊受大神の荒魂がそれぞれまつられている。なお,神の霊魂の作用および徳用を言い表したものには,ほかにも〈奇魂(くしみたま)〉〈幸魂(さきみたま)〉などがある。奇魂とはすべてのことを知りわきまえしむる魂で,幸魂とは幸いをもたらす恵みの魂で,ともに和魂から分化したものと考えられる。…

※「幸魂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android