年金制度[スウェーデン](読み)ねんきんせいど[スウェーデン]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

年金制度[スウェーデン]
ねんきんせいど[スウェーデン]

国の事業である公的年金制度は,65歳に達したすべての住民一律の年金額を支給する国民基礎年金と,これに加えて従前所得の 60%に相当する額を支給する所得比例年金である国民付加年金 (ATP) とがある。ただし ATPの支給額は国民基礎年金の 7.5倍までの制限がある。また,60~64歳を対象にした部分年金がある。国民基礎年金の支給額は基礎額から算出される。夫婦の場合はそれぞれが 78.5%,単身者は 96%である。 ATPがないか,低額の ATPしか受給できない者には,年金付加が加算され,調整される。基礎額は物価スライド方式により引き上げられる。保険料率は国民基礎年金が 7.45%,ATPが 13.0%である。

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