平章事(読み)べんしょうじ

精選版 日本国語大辞典 「平章事」の意味・読み・例文・類語

べんしょう‐じ ベンシャウ‥【平章事】

〘名〙 (「べん」は「平」の呉音。中国、唐の太宗の貞観八年(六三四)、僕射李靖が病のため位を辞した時、太宗が、「疾小瘳、三両日一至中書門下、平章事(病気が軽くなったら、三日に一度くらいは出仕して、政務を処理するように)」と詔した「唐書‐百官志一」にみえる故事から出た語) 唐代、宰相任務にあるものに与えられた称。転じて「参議(さんぎ)」の唐名。〔性霊集‐三(835頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android