平核無(読み)ヒラタネナシ

デジタル大辞泉 「平核無」の意味・読み・例文・類語

ひら‐たねなし【平核無】

柿の一品種。実はやや角ばった形で種子がない。新潟原産。渋があるためさわし柿にする。
[類語]富有柿次郎柿甘百目黒柿甘柿渋柿

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デジタル大辞泉プラス 「平核無」の解説

平核無(ひらたねなし)

滋賀県山梨県奈良県福井県などで生産される柿。形状はやや四角く、種がない渋柿。新潟県原産。

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世界大百科事典(旧版)内の平核無の言及

【カキ(柿)】より

…甘柿と渋柿に大別され,さらに渋の抜けかたにより,完全甘柿と不完全甘柿,完全渋柿と不完全渋柿に分けられる(表参照)。ただし不完全渋柿である平核無(ひらたねなし)にはふつう種子がないので果肉に褐斑がなく,品質が優秀で渋柿の代表品種となっている。一般に甘柿は気温が低いと渋が残るため,気候温暖な中部以南でつくられ,渋柿は耐寒性がやや強く東北方面までつくられる。…

※「平核無」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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